日本水道協会は3月26日、第78回検査事業委員会を開いた。委員ら約30人が出席した。全国の水道事業体100都市を対象に、証明書発行方式の改正後の実態を把握するために実施したアンケート結果が報告された。「製品受入の際(水道事業者支給材料の場合)、製造者、請負業者に対してどのような対応を要求しているか」との問いには、検査合格の証である検査証印の確認のみが27事業体、受検証明書の提出を求めるが15事業体だった。「現場に搬入された管材料と『証明書』に記載された管材料が同一であることが照合できる方法の確立を」「品質適合証明書の写しを受検証明書に付けた方がいい」など、事業体からのコメントも紹介された。
議題は@水道用塗覆装鋼管および塗覆装鋼管異形管検査施行要項の改正A検査工場以外の検査申し込みに関する取扱い要領の改正B検査工場の登録の取消しおよび検査の一時停止基準要綱の制定−など。水道用塗覆装鋼管検査施行要項(案)では「附属書Aの浸出試験項目について改正されたJWWA K 135、K 157に合わせてホルムアルデヒド、トルエン、キシレンを追加」したことなどが了承された。
大阪市水道局は4月27日、WTC庁舎内で第191回技術談話会を開いた。席上、同局職員をはじめ、堺市、吹田市、四条畷市など6都市の職員約80人が参加する中、第60回全国水道研究発表会で発表予定の論文8題について講演。質疑応答もあった。冒頭、挨拶に立った白井・局長が「水道は市民生活を支えるインフラであり、市民の信頼を高めることも大事なテーマになっている。職員の方々には日夜努力してもらっており、本日はその努力の一端を紹介してもらう。今後も他都市と連携し、技術を高めていくことが大事だ」などと期待を寄せた。講演内容は次の通り。
▽監理団体(公益法人)の株式会社化▽水道事業体におけるISO 22000:2005認証取得▽教育施設における水道システムを活用したヒートアイランド対策の適用性▽紫外線および光触媒技術を用いた浄水処理に関する調査▽NDMA等ニトロソアミン類のLC−MS/MS法による分析方法の検討と実態調査▽大阪市におけるお客さまからの水道水質に係る問い合わせとその対応▽水道管路の被害予測に関する研究V▽Analysis of Trichloramine in Drinking Water(浄水中のトリクロラミンの分析)